母さん、ごめんなさい。

5年間、認知症の母の介護をしていました。

その母が、この11/11に他界いたしました。

言葉は人を傷つけることもあるが、
人を励ますことが出来る。

13年前に父ががんと闘病していた時、

私は「がんばれ親父」。

でも、師匠・山本勇先生に怒られました。

なぜ「頑張れ」でなく、「大丈夫だよ」と言えないのか!

「おとうさんは、十分頑張っている。数百か所の注射の跡がわからないのか」

父上は「辛いけど、健治が頑張れと言うから・・・」と話していたぞ。

私は・・・プロアナウンサーとして失格だと思いました。

なのに・・・

季節も日付も時間もわからなくなっていた母。

夜中に何度も私をナースコールする母。

そんな母を怒鳴りつけたのが「最後の会話」でした。

やはり・・・人としても失格です。

当日は、デイサービスで皆に食べてもらおうと、鞄に飴を沢山入れていました。

なぜ、もっと「よい所を褒めてあげられなかったのだろう」

私は朝8時~夜10時までホテルで司会。
駆けつけることも出来ませんでした。

かあさん、本当にごめんなさい。

健治。

アナウンサーは「一生の修行」です。

ブログも再開します・・・