立本信吾(フジテレビ・平成21年入社)

若林先生、アナウンス学校の開校、おめでとうございます。
私がアナウンサーとして内定をいただけたのは若林先生の厳しさがあったからだと思います。若林先生は本気で私のことを叱ってくださいました。練習不足で小さな声しか出なかった実況練習、体調管理ができていなくて授業を当日キャンセルしてしまったとき、メールの返信が遅くなってしまったとき…、本当に厳しく叱られます。叱られたときはヘコみますが、その叱咤激励が一つ一つ私の血となり肉となりました。
アナウンスの勉強はもちろんのこと、魅力は「人生の勉強」をすることができるところにあります。私が大学2年生のとき若林先生は私を後楽園ホールに連れていってくださいました。そこには、どれだけ劣勢でも前に進み続けるボクサーの姿がありました。顔は腫れ、足はもつれ…満身創痍でも諦めないボクサーを見て、いつも辛いことから逃げてばかりいた自分が恥ずかしくなりました。その日からアナウンサー受験という大きな壁に真正面からぶつかる覚悟が生まれました。また、先生は私が内定をいただいたときに「本当の勉強はこれから」という言葉を送ってくださいました。内定をいただいて浮き足立っていた私の足をしっかりと地につけ、内定してから入社までの一年間、それまで以上に厳しく指導をしてくださいました。この一年間がなければ今の私はありません。
勉強会にはとても熱い仲間がいます。仲間達と夢を語りながらお酒を飲む時間は自分を大きく成長させてくれます。勉強会には兄貴のように面倒見のよいOBの先輩達がいます。人生の先輩として、普通の学生では滅多に聞くことができない話をしてくださいます。先生は、時には厳しく時には優しく、本当に親身になって私達を鍛えてくださいます。是非、皆さんも「本気」になったら門を叩いてみてください。きっと、あなたの本気にこたえてくれると思います。
▼立本信吾
・フジテレビ・平成21年入社