岡村慈恵(佐野CATV)
私が若林健治アナウンススクールに入校した時は既に30歳でした。今はケーブルテレビで番組制作全般の仕事をしています。
若林先生に出会えなかったら、夢を叶え、全く新しい世界に踏み出すことはできませんでした。
未経験でこの年齢でも先生は見捨てずに、厳しく真剣に指導してくださいました。
中でも、私が諦めると先生に話した時の事は印象に残っています。局アナ受験にとらわれず、色々な可能性を提案してくださいました。そして「諦めるのは、辞めるのは、いつでもできます」と一言。この時、年齢を言い訳に逃げようとしていた自分に気付きました。一方で先生は私以上にチャンスはあると信じて下さっていると知り、もっと頑張ろうと気持ちを立て直す事ができました。
会社で働きながらの通学は大変でしたが、真剣勝負の授業からは毎回得るものばかりでした。
実際にレポートやナレーションの仕事をする時は先生に教えて頂いたことの全てが活きていて、迷った時は、過去に授業で頂いた原稿や、自分でとったメモ、録音などを振り返っています。特に間の取り方は、編集など他の業務にも関係があり、スクールで学んでいたぶん、実践での苦労が少ないように思います。
それだけでなく、態度などの面で先生に叱って頂いたことや、普段の何気ない会話など、本当に、全ての事が糧になっています。
ケーブルテレビでは、カメラや原稿書き、編集の作業まで、全てを行います。まだ何もできない新人ですが、先輩について取材に行くなかで、既に色々な経験をしました。街の人の笑顔や頑張る姿に直接触れる事ができるのは楽しく、それを伝えて行ける仕事に携わっていることを本当に嬉しく思います。
今の私があるのは、若林先生をはじめ、武藤社長やクラスの仲間が背中を押して下さったお陰です。
早く仕事を覚えて、街の人に喜んでもらえるようになりたいです。
若林先生、本当にありがとうございました。これからも宜しくお願い致します。