ボランティアで宮城県石巻市へ行ったM君から……










若林健治アナウンススクールの生徒であるM君が先日、被災地である宮城県石巻市へボランティア活動を行ってきた様子のリポートです。以下が彼のコメントです。
「私がボランティアを行ったのは、宮城県の石巻市。今回の震災で一番被害のひどかった街の一つです。
石巻では、2週間、被災者の方への炊き出しを行ってきました。炊き出しなので、量は多くありませんが、メニューでカバー。ビーフシチューやおでん、東京名物の深大寺そばなど、質はレストランに負けないものでした。
現在の石巻は、救命の段階は過ぎて、復旧の真っ最中です。電気や水道はほとんどのところで通じ始めています。
しかし、被害の後片付けはまだまだ当分終わりそうもありません。街の中心部の清掃をボランティアの手も借りて続いていますが、一軒の家を掃除しきるのに、1週間程度かかります。また、中心部から離れた場所や、需要が少ない線路などの後片付けは、手付かずになっています。
この2週間のボランティアで印象に残っていることは、被災者の方々とのふれあいです。石巻の人々は、横のつながりを大切にしていました。炊き出しや物資の配給も、自分を後回しにして近所の方を呼びに行って下さった方も多くいらっしゃいました。東京では、なかなか見られないつながりでした。
そして、活動の最終日に、泣いて私を見送ってくれたこと。少しですが、そのつながりに、混ざれた気がしました。
まだまだ被災地は支援を必要としています。よろしくお願いします」